『勇気づけの"学級づくり"・"生徒指導"』への思い

 平成8年から『クラスマネジメント実践セミナー』を青森県内で開講し、平成13年からは青森県教育委員会等の後援を得て、新年度直前に『新学期のクラスづくり講座』として弘前市、八戸市、青森市を中心に開催してきました。さらに青森県青年の家を会場としてその閉館まで、合宿形式で『クラスづくり実践講座』を開講しました。
 ところが私、鳴海は平成19年2月に糖尿病で入院、翌年1月に事故で入院、12月再手術、合併症と後遺症のため一時は車椅子の介護状態となり、活動はごく限定的なものとなりました。平成22年3月に一部地域で『新学期のクラスづくり』の講座を再開しましたが、広報がほとんどできず参加者は4名でした。その後回復するにつれ、家族や仲間の協力を得て徐々に活動を増やしてきました。
 また、この講座を開催するには、みちのくエンカレッジの会や、講師、スタッフからの資金の持ち出しが多く、継続には相当の金銭的困難を伴っています。現在は企画してくれたところに出向いて講座を開催しています。
 参加された多くの教師の皆様から「生徒たちが変わった。」「騒がしい学級が落着いてきた。」「生徒たちが自主的積極的になった。」「生徒たちから毎日勇気づけられています。」という声をたくさんいただいています。学級単位の取り組みなので、即効性があります。実践している教師の皆様からの熱いエールがスタッフの背中を押してくれて、何とか継続開催してきました。
 平成23年、また青森県教育委員会の後援を得て、八戸市、弘前市、青森市の3会場での開講できました。”学級づくり”と共に要望の多かった}生徒指導~について取り上げました。(別紙のチラシ)
 現在、いじめや不登校等の問題がマスコミ等で大きく取り上げられています。子どもたちの人間関係形成の脆弱さも指摘されています。これらを個々に問題として取り上げるよりも、理論と具体的な手法に基づく”学級づくり”と”生徒指導”を実践し、生徒にも教師にも「おもてなしの心」を育むことが、ずっと楽しく容易であり、かつ大きな成果をもたらします。
 なお、現在鳴海は他のボランティアや学習活動もいろいろ活動していて、体が不自由でもあるので、《勇気づけの学級づくり講座》は自主的に開催するための準備や広報の時間が確保できません。
 企画していただければ、講師として出かけます。ぜひお声掛けいただければ、ありがたいです。
 多くの教師の皆様が学び実践されることを願っています。
 特に管理職の先生方が先頭に立ち、学校ぐるみで取り組んでいただければ、短期間に目に見えて成果は現れます。

 まだまだ鳴海の体は故障だらけで不自由で不便ですが、ハートと口は自由で元気です。
すべての教師の皆様のお役に立ちたいと願っています。

鳴海敏之


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